ミョグエ

うっぷ。……す、すまぬ。
腹が酒でふくれておるわ……たぷたぷ音がするぞ。
香酒の匂いさえ疎ましい……
ところでお主……、どこまで進むのかは考えておるのか？
ふふ……お主の動きはとても頼もしいですな。
どこまでも着いていきますぞ、友よ！
四面楚歌ですな！　この状況を打破せねば……！
こんなところで倒れるでないぞ！　お主ならば切り抜けられるはずだ！
よく頑張った……我輩は見ていたぞ、お主の勇姿を。
次の目標が決まったな！　あやつらを見返してやるのだ！
例えどんな別れが訪れようとも、絆は変わらぬ。そうであろう？
終わりを思い、恐れていては何もできぬ。前を向くのだ、友よ。
腹は満たされ、傍らには友。うむ、我輩はなんと幸せなのだろう。
おお！　……見えるか？　あの月が。
あそこにある書店……今度、のぞいてみたいぞ。
お主、詩は好きか？　何、難しく考えることはない。世界を愛でる言葉だ。
やあ。お主と会うたび、我輩はいつも新しい喜びで満たされておるぞ。
お主か。今日は何処へ行く？　我輩は準備万端だぞ。
待っていたぞ！　友よ！
めでたい！　お主にあらん限りの祝福を！
また成長したな！　お主はいつか多くを助ける者になるだろうな。
ブエックシュン！　……う～む、大きいクシャミであった。
プシュプシュ……
おお……雲が流れていきますぞ……
花は枯れるから美しい……我輩は枯れぬ花は好きではないな。
お主のために、我輩も気合をいれますぞ！
我輩はいつも友のために。
……　……

古来より飲み過ぎは体によくないと聞いておりまして……
……ふむ？　まあ、いただきましょうか。
ははは、もう腹は満たされておりますぞ。
ふむ。今日は絶好調のようですな。
勢いにのっているお主を見るのは、嬉しいですよ。
戦いに我を忘れてはいけませんぞ！
おお……なんということか！　しっかりするのだ、友よ！
ここでも引かぬか！　勇敢だな、友よ！
上手くいかぬ時があっても、それは当たり前のこと。あきらめてはなりませんぞ。
早く元気になってくだされ……生きた心地がせぬぞ……
今宵の月は、何を映し出すのか……
ふむ……こういう時は詩作に耽りたいものだな……
のんびり過ごすのも良いものだなぁ……
友よ。魂は触れ合えると思わぬか？
ジュノーという街には、本がたくさんあるそうだな。
本に夢中になって、ついつい食事を忘れてしまったわ！　いかんいかん！
やあ、お主か。無二の友よ。
今日も目標に向かって励もうか。
おお、お主か。息災だったか？　我輩はな……
こんなにめでたいことはない！　よくやった！
お主の頑張りが認められた瞬間だ。誇りなさい！
フェクシュッ！
クシュッ……鼻がムズムズいたしますぞ……
悲しみがあるから、喜びが輝かしいのですな……
友よ。我輩はなんと幸福なのだろう。
卜占は道しるべにすぎませぬ。未来を作るのはお主自身ですぞ。
どこまでも駆けていこうぞ、友よ！
……　……

いつも立派なお酒を用意してくれているな。……本当にありがたい。
傍らには友。そして、香ばしい酒……うむ。我輩は満足だ。
ゴキュリ……ッカアーーーー！　美味い！
お主、血が騒いでおるようだな。不意打ちには気をつけるのだぞ。
ふふ……お主を見ていると、我輩も暴れたくなってしまうな。
敵に勝つには、まず己を知ることが大切なのですぞ。
危ない！　誰かに助けを求めた方がよいか!?
逃げることも過ちではないですぞ！
次はきっと勝てましょう……元気を出してくだされ。
どんな英雄も幾多の失敗を越えて強くなられたのです。お主もそうなりなさい。
詩は吟ずることも聞くことも、楽しいものだぞ。
この国には吟遊詩人という者がいると聞いた……いつか語り合いたいものだ。
古今東西、多様な本を読破したが、未だ知らぬことは多い……
己を過信せず、精進するのだぞ。
見てくだされ。こんなところに花が咲いておりますぞ！
おお、ちょうどお主のことを考えておった。今日は何処へ行こうか？
また会えて嬉しいぞ。
おお、お主か！　再会の喜びはいつも変わらぬ！
うむ、めでたい！　お主の努力が報われた瞬間だな！
お主の成長は、我がことのように嬉しいぞ！
フップシュン！　……おお、見られてしまいましたかな？
フクシュッ……ふむ？　どなたかが我輩の噂でもされているのでしょうか？
世界はなんと美しいのでしょうか……
別れがあるから、出会いが尊いのですな……
お主の未来は、卜占では計れぬものよ。
我輩は、いつまでも見守りましょう。友よ。
……　……

ふう、生き返りましたぞ！
ちょうど困っていたところです。お主は我輩のことをよく見てくれていますね。
おお！　なんと……ありがたい！
それはそうとして、そろそろ小休止いれませぬか？
我輩の側には親愛なる友！　ただ、交わす杯が足らぬ……
おや、動きが鈍くなってきておりませんか？
何をしておりますか！　四肢を動かしなさい！
お主は今、倒れる時ではありません。諦めないでください！
おお、おお……なんということ……
我輩は悲しい……お主の倒れる様を見たくはなかった……
おお、鳥が鳴いておりますぞ。可愛らしい声だ……
卜占で出る結果がすべてではありません。未来は常に変わるのです。
これから、お主と共にどんな世界を見ることができるのだろう。我輩はとても楽しみです。
ふむ……そろそろ宴などしませぬか？
今日の香酒はどんな香りのものにいたしましょう？
立ち止まり、どうしたのです？　なにか心惹かれるものでもありましたか？
おお、お主か！　食事にせぬか？　そろそろ食物がおいしく感じられる頃合だ。
やあ、いらっしゃい。今日は何処へ？　……と、その前に食事ですな。
会いたかったぞ。
めでたいのう。では、ひとまず一杯。
お主はどんどん強くなられていきますな。
ピシュン！　……いやはや。
ピシュッ……花の匂いが我輩を刺激しているようですな。
時間は止まらぬからこそ、美しいのですな……
今夜はお主と、杯を交わしながら語り合いたいものですな。
友よ。失敗は成功の元と言うぞ。一度の失敗で落ち込まれぬな。
我輩がお主を占ってしんぜよう。ムムムッ！　……ふむ、お主の心がけ次第ですな。
……　……

香酒が臓腑に染み渡るようだ……
今日に限って香酒の香りがいつもより深く感じられますな。
さっきまで鳴っていた腹の音は忘れてくだされ。
お主はいつも熱心に励むのは良いが、他を忘れることがあるのが残念ですな。
杯に満たした香酒……それがあれば、他には何もいらぬ……
鼻がつい香酒の香りを探してしまいますな……
どうやら、危険に直面している様だが？
何故、逃げぬ？　さてはお主も空腹に見舞われているのだな。
空腹では何もなせぬと、気づきましたかな。
さあさあ、食事にしましょうぞ！
人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのですね……
いくらこの我輩でも霞を食して生きることはできないのです……友よ。
雲一つ無い青空のように、我輩の胃には何もないのです……
飢えは心を醜くしてしまうのです……
こんな状態では、卜占も上手くいきませんな……
香酒の入っていない杯を見るのは、淋しいものですな。
おお、お主を待っていましたぞ。今日の一杯はまだですかな？
すまぬ、挨拶は後にして欲しい……食べ物をくれぬか？
やあやあ、今日は冒険の前に食事にしませんか？
おやおや、めでたい！　祝いの杯でもかわしませんか？
目標に一歩近づいたようですな。おめでとう。
クシュン！　……失礼。
フンフン？　いと甘き花の香りがしますぞ。
人生は無常なものですな……
故郷の景色を思い出します……ああ、帰りたい……
褒美は、この杯に……
……ふむ？
……　……